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現場監視向けインテリジェント映像処理システム

2021/05/23

地域:日本

背景

 映像処理システムは、製造業、交通監視、医療検査、遠隔教育など、さまざまな分野で導入されています。現在では、現場の安全確保や状況確認のため、数千台のカメラがリアルタイムで映像を監視・解析しています。中でも交通分野では映像処理技術の活用が急速に進んでおり、交通状況の監視や人流の把握を通じて、都市運営の効率向上に貢献しています。緊急事態が発生した際にも、駅のオペレーターがカメラを通じて即座に状況を把握し、迅速に対応することが可能です。

 デジタル映像処理システムは、リアルタイム映像技術を活用し、現場での異常を自動的に検知します。しかし、従来の映像システムでは画質の低さが原因で分析精度が低下するという課題がありました。インテリジェント映像処理システムを導入することで、こうした従来システムの性能を大きく向上させることができます。さらに、人工知能の学習モデルと連携することで、現場の状況をより正確に把握し、中央管理側による効率的な制御が実現します。

システム要件

 対象エリアを監視するためには、複数のカメラの設置が求められます。各カメラが担当エリアを監視し、異常事象を検知します。このシステムには、複数のカメラを統合的に管理し、AIの深層学習や学習モデルを活用して危険な兆候や異常を検知する機能が必要です。

 検出システムに加え、すべてのカメラは中央制御室の推論システムによって管理されます。路上や交差点、鉄道で異常が発生した場合には、制御室のスタッフが即座に状況を把握し、対応できることが求められます。そのため、監視システムには警告メッセージの発信やスタッフへの通知を行うバックエンド機能も必要です。

 システム全体を安定して稼働させるためには、鉄道信号、交通監視、警報システムなどの関連機能を構築する必要があります。このインテリジェント映像処理システムは、従業員の負担を軽減し、異常検知にかかる時間や労力のコストを削減できると期待されています。

システム構成図

 従来の映像解析システムでは、検出精度の低さから異常の見逃しといった問題が頻繁に発生していました。一方で、AI映像検出器はディープラーニング技術を活用することで、異常なシーンの検出に加え、対象物の高精度な認識も可能となっています。HPC-8212は、IPカメラから映像ストリームを取得し、AI推論に基づいて物体を認識するエッジサーバです。このサーバは、12Gb/sのSAS接続と、オプションのライザーカードによって最大4台のNVMeドライブに対応し、高速かつ高効率な映像処理を実現します。

 中央制御室では、AI推論サーバが複数の現場に設置されたカメラを一括して監視しています。HPC-8212は、大量の映像データを処理するために12台の3.5インチHDDを搭載し、大容量のストレージを提供します。これらのHDDには、Seagate製のAI対応ストレージ技術が採用されており、各ドライブは10TBのSATA HDDです。SeagateのSkyHawk AIドライブは、DVRやNVRなどの監視録画システム向けに設計されています。

 SkyHawk AI監視用ドライブには、高性能なImagePerfect™ファームウェアとSkyHawk Health Management機能が搭載されています。HPC-8212と組み合わせることで、Seagate SkyHawk AIドライブは、将来の映像解析にも対応可能な、安全で信頼性の高い映像保存を実現します。本ソリューションは、交通監視やセキュリティ用途に適した、高信頼なAI監視システムを提供します。

メリット

  • 高速なデータ転送に対応した高性能コンピューティングAIサーバです。
  • AI推論処理に対応し、大容量ストレージを備えた産業用AIシステムです。
  • バックエンドでのディープラーニング処理により、高度な管理を実現します。

アドバンテックが選ばれる理由

 弊社では、現場ごとの監視ニーズに応じて最適なAIソリューションを提供しています。豊富なAI製品ラインアップにより、エッジコンピューティングの導入もスムーズに行えます。HPC-8212は、2Uラックマウント型サーバとして、高速伝送と大容量ストレージの両方に対応する構成を備えています。