MyAdvantechに登録

「MyAdvantech」はアドバンテックのお客様のための専用ポータルサイトです。メンバーに登録されたお客様には新製品、オンラインセミナー、eStoreでのディスカウントなどの情報を配信いたします。

メンバーに今すぐ登録!

リアルタイムLinuxによるECS制御でBESS運用を効率化を実現

ケーススタディ 2024/08/22

Key Takeaway

ECU-150 IoTゲートウェイは、バッテリーエネルギー貯蔵の制御とモニタリングを効率化し、運用の最適化を提供します。

IoTゲートウェイ「ECU-150」は、バッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)のシームレスな制御と監視をサポートし、運用効率の最大化を実現します。

リアルタイムLinux ECS制御によりBESS運用の効率化を実現

 再生可能エネルギー発電およびエネルギー貯蔵の制御ハブには、上位の送電網(グリッド)や市場取引への安全なアクセスが不可欠です。しかし、確実なテクノロジー・アーキテクチャを構築し、必要な機器を統合するには、多大なコストと時間がかかるという課題がありました。 

 一般的なバッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)では、バッテリー管理システム(BMS)をはじめ、電力変換システム(PCS)、配電システム、環境制御システム(ECS)、電力メータ、さらには制御・ビデオ監視システムにいたるまで、多種多様な機器やサブシステムを接続し、監視する必要があります。

 これらBESS構成機器のインテリジェントな監視・制御により、オペレーターは負荷平準化(ロードバランシング)やピークカット(ピークシェービング)を通じて電力管理を最適化できます。これにより、より効率的で経済的、かつ環境に優しいサステナブルな運用が可能となります。エネルギー貯蔵分野における効果的な制御、管理、そしてデジタル変革(DX)を達成するためには、信頼性の高い産業用IoT(IIoT)フレームワークの構築が強く求められています。

リアルタイムLinux ECS制御によりBESS運用の効率化を実現

 アドバンテックはこのたび、エネルギー管理ファーム向けバッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)の重要インフラ構築に向けて、エネルギー貯蔵分野のグローバルリーダー企業と提携し、産業用技術ソリューションを提供したことを発表しました。お客様は、システム全体の包括的な制御と、24時間365日のシームレスな環境監視を実現するECS(環境制御システム)コントローラを求めていました。

 主な要求仕様には、Linuxオペレーティングシステム(OS)、省電力CPU、拡張性に優れた豊富なI/Oポート、そしてバックワード・コンパティビリティ(後方互換性)を担保するためのレガシーシステム機能への対応などが含まれていました。

 アドバンテックは、過酷な温度変化や電磁干渉(EMI)に頻繁に直面するエネルギーアプリケーションの要求に耐えうる、堅牢で信頼性の高いハードウェアを提供しています。同社はこれらの課題をクリアするため、ECSコントローラとしてアドバンテックのIoTゲートウェイ「ECU-150」を採用しました。

エネルギー貯蔵向けの高性能クアッドコアIoTゲートウェイ

 ECU-150は、NXP i.MX8M クアッドコアプロセッサを搭載し、オープンプラットフォーム設計を採用した高性能IoTゲートウェイです。絶縁RS-232/485シリアルポートを2基、10/100/1000 イーサネットポートを2基、USB 3.0ポートを1基備えており、堅牢な接続性を実現します。

 このLinux対応ゲートウェイには、直感的に操作できる設定ツール「EdgeLink」が付属しています。これにより、システムインテグレーターは太陽光発電や電力・電気システム、さらにはファクトリーオートメーション(FA)にいたるまで、それぞれの用途に最適化されたカスタムソリューションを容易に構築できます。強力なデータ収集、シームレスなクラウド連携、そしてビデオ監視をサポートするECU-150は、より高度で要求の厳しいアプリケーションに最適な選択肢です。

ECU-150

 ECU-150に加えて、同社はアドバンテックのアンマネージドイーサネットスイッチもシステム基盤に統合しました。リアルタイムなデータの可視化とモニタリングを可能にするIoTネットワークの構築において、ゲートウェイとスイッチは極めて重要な役割を果たします。これらのコンポーネントの組み合わせにより、ローカルサーバー、あるいは遠隔の監視制御センターにあるクラウドベースのサーバーの双方に対して、データを送信するための高速・低遅延なネットワーク構築が実現しました。

 さらに、同社はエネルギー管理(EMS)ファーム内のサーバーごとに、アドバンテックのEKI-7000シリーズ マネージドイーサネットスイッチを1台ずつ導入しました。EKI-7000シリーズは、現場の様々な資産や機器を接続するために、多彩なポート構成とプロトコルに対応した堅牢なマネージドスイッチです。スムーズな導入・展開を支援するアドバンテック独自の「IXMテクノロジー」を搭載しており、安全で途切れのないデータ伝送に向けた高い信頼性を提供します。


システム構成図

システム構成図

 アドバンテックのハードウェアはオープン性と拡張性を最優先に設計されており、将来的なシステムの拡張や適応を計画している企業に最適です。オープンプラットフォームの採用により、開発者は極めて拡張性の高いシステムを構築できるだけでなく、さまざまなプラットフォームやクラウド環境間でのシームレスな移行・展開を容易に実現できます。

ハードウェアの主な特長

アドバンテック マネージド・イーサネットスイッチ

アドバンテック「マネージドイーサネットスイッチ」

  • 過酷な環境に耐える設計で、高い信頼性と安定稼働を実現。
  • アドバンテックIXM技術提供
  • 高速イーサネットおよびギガビットコンボポートを提供し、SNMP、PROFINET、Ethernet/IPなどの多様なネットワークプロトコルに対応。
  • ネットワーク管理システムとの通信可能。


ECU-150 IoT ゲートウェイ

IoTゲートウェイ「ECU-150

  • NXP i.MX8M Quad Core Cortex-A53(1.3GHz)搭載。
  • 4GB RAM、システムストレージとして32GB eMMC内蔵。
  • 2 x RS-232/485 絶縁シリアルポート 2 x 10/100/1000 イーサネットポート
  • CANbus用の拡張モジュール
  • Wi-Fi/セルラー/4Gの拡張可能(オプション)
  • Modbus、MQTT、IEC-60870-5、DNP3.0、OPC-UA、BACNet(ECU-150-12A1およびECU-150-12A1UにはコンテナEdgeLinkが必要)
  • Linux OS搭載

アドバンテックへのお問い合わせ